シーマー(戒壇)建物・シェーダゴンパゴダ形仏塔建立プロジェクト立ち上げに関するニャーヌッタラ大長老からの重大発表(2017年4月)

 今年は日本上座仏教修道会・淨心庵設立30周年記念にあたります。24年前に作ったシーマー(戒壇)は2011年3月11日の震災により大きな損傷を受け、周辺の施設が倒壊する危険があるためやむなく解体しました。そこで1月31日に私(バッダンタ・ウ・ニャーヌッタラ)の師であるバッダンタ・ウ・ケサラ大長老に相談し、淨心庵に近い新たな土地にシーマー(戒壇)と仏塔を建てることになりました。

 シーマーとはパーリの言葉であり、日本語では「戒壇(授具足戒の場)」と訳されています。比丘サンガが戒律の確認を行う特別な場所のことです。この聖なる特別な場所は、条件が整わなければ存在することはできません。まず比丘サンガが集まり、比丘サンガによってシーマー(戒壇)の土地の場所・位置・領域が決められ、カンマ ワーチャー(羯磨儀規:かつまぎき)と言う特別なお経を唱えることによって、完全なるシーマー(戒壇)として認められます。

 このシーマー(戒壇)があれば、見習い出家から比丘出家になることができます。ブッダが顕れた時代から現在に至るまで、新月、満月のウポーサタ(布薩)の日には、比丘たちはこの聖なる特別な場所で、お釈迦さまが決められた戒律が清浄になるためのパーリ偈文を念じ、唱えられてきました。また比丘サンガを目指して供養された「カティナ・シーワラ」という特別な衣に関する儀式を行う時などにも、このシーマー(戒壇)が必要です。このようにシーマー(戒壇)とは比丘サンガが存在するために最も重要で、特別な聖なる場所なのです。

 次に、このシーマー(戒壇)についての三つの計画をお話しします。

1、シーマー(戒壇)と仏塔を建てる土地を整備し、その土地と、周辺の土地を平らにします。

2、ミャンマーから比丘サンガを日本に招聘し、その場所をシーマー(戒壇)として認める儀式を行います。

3、比丘サンガがシーマー(戒壇)の場所として決めて、認めた場所にシーマー(戒壇)と仏塔を建てます。

 この三つの計画が実現するように、皆さん、力を合わせて頑張りましょう。このシーマー(戒壇)と仏塔の建立に関する功徳は今世だけでなく来世にも善い結果をもたらし、涅槃への因縁になります。