比丘サンガについて

 

 比丘とは、仏教に帰依し、具足戒を受けた、男性出家者のことです。サンガとは、比丘出家者たち、比丘の集団です。サンガは、お釈迦さまの教えられたとおりに戒・定・慧を実践して、お釈迦さまが教えられた「ダンマ(教え) 」 の全部がなくならないように守り、今に伝えているのです。このサンガのお陰で、お釈迦さまの滅後2500年を経った現在でも、お釈迦さまの教えそのままを学び実践することができるのです。このサンガの徳と恩は無量で限りがありません。

 ミャンマーでは比丘サンガの中で指導的立場にある高僧をセヤードーと呼んで敬います。上座仏教修道会のセヤードー、バッダンタ・ウ・ニャーヌッタラ大長老はミャンマー国立仏教大学で教授を務められておられた大変徳の高い比丘様でしたが、上座仏教修道会の招請に大慈悲をもって承諾され、1996年に来日されました。ミャンマーとは異なる環境での大変な苦労も顧みず、日本語を精力的に学ばれ、主に日本人の在家信者を対象に日本語で法を説かれ、また仏教の根本となるヴィパッサナー瞑想(心と身体の本質を観察する瞑想)を、お釈迦さまが説かれた大念住経に基づいて精力的に指導されてこられました。仏教伝道のためのご尽力に対し、2013年にミャンマー共和国政府から勲章(アッガマハーサダンマジョーティカダジャ:正法の光を世界に輝かせる最上の偉大な智慧者)を叙勲されております。http://jyouzabukkyo.jp/sima/